工学を学ぶ大学生・大学院生がプログラムを習得すべき理由
こんにちは、建築小僧(@kenchiku_kozou)です。
この記事は、大学院へ進学予定の学部生の方と、いま大学院に在学している大学院生の方へ向けて書いています。
みなさんは自分でプログラムを作ったことがありますか?
自分で作った事がある人もいれば、プログラムって何?と言う方もいると思います。
この記事では、学生の内にプログラムを習得するメリットについて、お伝えします。
大学生・大学院生がプログラムを習得すべき理由
僕が大学生・大学院生にプログラムの習得を勧める理由はいくつかあります。その中で最も大きな理由は、プログラムを習得すると結果考察の時間を増やせるからです。
僕は大学院まで進学しましたが、プログラムができる人とできない人とでは、検討できるパラメータ数に大きな差が生じます。また、パラメータの検討数だけでなく、結果をまとめる速度にも大きな差が生じます。
研究で優れた成果を出すためには、パラメータ数や結果をまとめる速度が非常に重要なので、プログラムを上手く利用できれば優れた結果を出す事ができます。
習得する言語は何がおすすめ?
僕はプログラムの勉強を学部4年生から始めて、最終的にフォートランとVBAの2言語を使えるようになりました。
社会へ出てからは、会社のPCにフォートランが入っていないので、VBAしか使いませんが、膨大なデータ処理やパラスタをするときにはVBAが欠かせません。
もちろん、VBAがないとできない訳ではないですが、結果を揃える事に時間を使うよりも、結果の考察に時間をかけられるため、よりベターな結果を導く事ができます。
社会へ出てからも使える言語と考えると、まずはVBAを習得するのがおすすめです。
プログラム言語の特徴は?
プログラム言語は、大きく分けて2種類に分けられます。
1.数値計算しかできないが計算速度が速い言語
(例えば、フォートラン)
2.数値計算に加えて、図形の描画が可能な言語
(例えば、VBA)
本来であれば、自分の目的に合わせて使い分けるのが良いのですが(数値計算だけで良いならフォートラン、図化が必要ならVBAなど)、いきなり2種類の言語を学習するのは現実的ではありません。
そこで、僕がおすすめする言語は「VBA」です。VBAをおすすめする理由は以下の通りです。
- フォートランより計算速度は落ちるものの十分な速度がある
- エクセル内の言語のため、ソフトをPCへインストールする必要がない
- 解析結果や実験結果は、最終的にエクセルで処理する場合が多いので、VBAだとソフト間のデータの行き来が無い
- グラフの作成、図形の描画ができるので、計算結果をビジュアル的に確認することができる
VBAの勉強はどうやれば良いか
VBAに限らず、プログラムを勉強するには、「まず、やってみること」が大切です。
初めは誰でもできないのは同じです。できないことを認めて、少しずつ勉強するしかありません。
ただ幸いな事に、どのプログラムでも共通なのは、使う構文は決まっていて、あとはそれをどうやって組み合わせるか、だけです。
簡単なプログラムだろうと、複雑なプログラムだろうと、構文を一つずつ追いかけていけば、必ず読み解けます。複雑そうだから難しいだろうなと思うのではなくて、「大変そうだけど、まずはやってみるか」と思うことが大切です。
今後、何回かに分けてVBAの解説をしていきたいと思います。
まとめ
大学生・大学院生がプログラムを習得すべき理由について、いかがでしたか?
正直、仕事をしながらプログラムの勉強をしている時間はないので、学生で時間がある内にプログラムを習得する事をおすすめします。