建築家・丹下健三の経歴や受賞歴、建築代表作品を一気に紹介!東京カテドラル聖マリア大聖堂、国立代々木競技場、東京都庁舎、山梨文化会館など
こんにちは、建築小僧(@kenchiku_kozou)です。
建築家・構造家の建築代表作品を紹介シリーズです。
今回は、建築家の丹下健三です。
丹下氏は「世界のタンゲ」と呼ばれたように、日本国内だけでなく、世界的に活躍した建築家です。戦後、数多くの国家プロジェクトを手掛ける一方で、磯崎新、黒川紀章、槇文彦、谷口吉生などの世界的な建築家を育てています
それでは、作品紹介行ってみましょう!
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丹下健三ってどんな人?
丹下 健三(たんげ けんぞう)
丹下健三・都市・建築設計研究所
【経歴】
1938年 東京帝国大学工学部建築科 卒業
1938年 前川國男建築事務所 入所
1946年 東京帝国大学大学院 修了
1961年 丹下健三・都市・建築設計研究所 設立
2005年 逝去
【受賞】
1965年 RIBAゴールドメダル
1966年 AIAゴールドメダル
1987年 プリツカー賞
他多数
丹下健三の建築代表作品を一気に紹介!
東京カテドラル聖マリア大聖堂
丹下氏の代表作と言えばカテドラルで決まりです。
この建築は丹下健三、前川國男、谷口吉郎による指名コンペを経て、丹下案が採用されました。
丹下案は「教会の建物そのものが頂部において十字架型になる」と言う極めて異彩を放つ建築で、これを可能にしたのはシェル構造の権威である坪井善勝氏でした。
国立代々木競技場
国立代々木競技場は1964年の東京オリンピックのために建てられた屋内競技場です。
吊り橋と同じ原理の吊り構造が採用し、屋根全体を2本の柱から吊ることで競技場内を無柱空間としています。また、屋根を安定させ、強風時の対策として、オイルダンパーが採用されており、日本初の制振構造の建築でもあります。
東京都庁舎
丹下氏の建築と言えば、東京都庁舎も根強い人気があります。
都庁のデザインには、否定的な意見も多くありますが、東京都のシンボルとしての役割は確実に担っています。
構造はスーパーストラクチャー方式を採用しており、8本のスーパー柱と、10階ごとに設けられたスーパー梁によって、無柱空間を実現しています。
フジテレビ本社
丹下氏が最後に指揮を取った巨大プロジェクトです。
建物の比率は、テレビのハイビジョンから16:9を採用しています。外観のメタリックさが印象的ですが、その他にもシンボリックな球体展望台、展望台内部の異彩な空間、7階まで一気に登れる全長100mの巨大階段など様々なアクセントがあります。
山梨文化会館
この建築の最大の特徴は、16本の巨大な柱です。この柱はコア柱と呼ばれ、内部は階段、EV、倉庫、トイレなどとして利用されています。
このコア柱に柱と床を追加すれば、簡単に増築ができるのも特徴の1つです。実際に、竣工時は18085㎡だった延べ床面積が21885㎡まで増築されています。
また、2016年に免震レトロフィット工事が終わり、耐震性が格段に向上しました。
日本万国博覧会 お祭り広場
1970年の日本万国博覧会でシンボルゾーンに架かっていた大屋根です。
岡本太郎氏と丹下氏は太陽の塔と大屋根の高さを巡って、揉めに揉めましたが、結局大屋根に穴を開けて、太陽の塔を屋根よりも高くすることとなりました。
構造はボールジョイントと鋼管を使ったスペースフレーム構造を採用しています。施工の際は、地上で組み上げたものをあの高さまでジャッキアップしたそうです。
横浜美術館
石造りのシンメトリーが特徴的な建築です。
グランドギャラリーと呼ばれる階段状の展示スペースはエントランスも兼ねており、常に多くの人が行き来しています。
建築が豪華な反面、外構が彫刻と樹木程度しかないため、建築の存在感が際立つようになっています。
まとめ
丹下健三の建築代表作品を紹介しました。
丹下氏の手掛けた建築は日本のどこにでもあるので、どれは実際に見たことがあるのではないでしょうか?
僕のお気に入りは、なんと言ってもカテドラルです!
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