建築小僧の建築ライフ

現役の建築構造設計者のブログです。建築や設計の事だけでなく、建築学生の役立ち情報や就活・転職に関する事を書いていきます。

建築系大学生のGPAはどれくらい必要なの?就職活動・研究室配属・大学院入試とGPAの関係は?

建築小僧です。

 

大学生って楽しいですよね?

たくさんの友達と遊んだり旅行に行ったり、バイトでガッツリお金を稼いだり、スキーやスノボ、何も考えずにぼーっとできるのも時間がある大学生の特権です。

社会人になって自由な時間がなくなった僕からすると、とても羨ましく思います。

 

色んな遊びがあって楽しい大学生活ですが、遊んでばかりはいられません。大学生活の後半には、「就職活動」、「研究室・ゼミ配属」と言うビッグイベントがあるためです。また、人によっては、早い内から「大学院への進学」を考えている人もいるのではないでしょうか。

実はこれらのビッグイベントの全てに密接に関係するのがGPAです。しかし、早い内からGPAを意識している人は少ないのではないでしょうか?

 

そこで今回は、GPA大切さや実際に就職活動や研究室・ゼミ配属、大学院入試でどのように使われるのかについて紹介します。

 

そもそもGPAって何?

大学生の味方wikipediaには以下のように書かれています。

GPA(Grade Point Average)とは、各科目の成績から特定の方式によって算出された学生の成績評価値のこと、あるいはその成績評価方式のことをいう。

参考:GPA - Wikipedia

 

難しく書かれていますが、簡単に言うと「個人の成績の平均値」の事です。

大学によって成績の付け方が「S、A、B、C、D」、「秀、優、良、可、不可」などと異なりますが、GPAを計算するためには成績を数値化したものを取得単位数で割って求めます。成績の数値化方法と計算式は以下の通りです。

【成績の数値化方法】

S、秀(90-100点):4点

A、優(80-89点):3点

B、良(70-79点):2点

C、可(60-69点):1点

D、不可(59点以下):0点

 

【計算式】

GPA=(Sの数×4点 + Aの数×3点 + Bの数×2点 + Cの数×1点 + Dの数×0点)÷取得単位数

単純に成績が良ければGPAが高くなります。GPAの目安としては、3.0以上だと優秀、2.5で普通、2.0以下だと……と考えてください。

 

ここまででGPAが何か分かったので、ここからはGPAがどのように使われるのかを紹介します。

 

大学生活でGPAはどうやって使われるの?

就職活動とGPA

まずは「就職活動」との関係について説明します。

就職活動でGPAが使われるのは、ズバリ書類審査です。

 

学歴フィルターなどと同じようにGPAが余りにも低すぎる場合は、書類審査で落とされる事があるので注意が必要です。特別に高いGPAである必要はありませんが、平均とされる2.5程度はないと厳しいでしょう。

ただし、設計職などの専門職の場合は、成績だけでなくデザイン力や解析能力などを重視する事もあります。そのため、設計職を目指す場合は自身の作品や研究を紹介する「ポートフォリオ」も重要な要素となります。もちろん、スーパーゼネコンや組織設計事務所の場合は、高いGPAも求められますよ。

また、ゼネコンの施工管理職の場合は、成績度外視のキャラクター採用もあるので、成績が低い人にもチャンスがあります。施工管理職を目指すなら、成績だけでなく、元気の良さやコミュ力、要領の良さをアピールできると良いかもしれませんね。

 

研究室配属とGPA

次に「研究室配属」との関係について説明します。

大学によって研究室配属の時期は異なりますが、ほとんどの大学では3年生の後期または4年生の前期で研究室に配属されます。

研究室配属では、意匠系、都市計画系、構造系、環境系、設備系など様々な研究室の中から自分が入りたい研究室を選び、研究室の定員に対して希望人数が多ければ面接や書類で選考が行われます。

この選考では、研究室によって求める人物像が異なり、GPA重視の研究室、キャラクター重視で面白さを求める研究室、真面目な人を求める研究室など様々です。

キャラクターに自信がある人はGPAも高ければ無敵ですし、キャラクターが弱いと感じている人でもGPAが高ければ十分に戦えます。志望する研究室があるなら、今からでもGPAを上げられるように努力しましょう。

 

大学院入試とGPA

次は「大学院入試」との関係について説明します。

大学院入試でGPAが使われるのは学内推薦です。

 

GPAが上位であれば、学内進学の推薦をもらう事ができます。推薦入学なら学科試験をパスして、面接だけとなりますし、面接も志願者を落とす面接ではないので、面接さえ受ければほぼ合格が決まりのようなものです。

4年生の夏前が大学院入試のピークなので、それまでに同期が勉強している間、研究に没頭できるので推薦入学を狙う価値は十分にあります。

これに対して、一般入試の場合は、残念ながらGPAが利用される事はないです。しかし、高いGPAをキープするためには、必然的に勉強する事になるので大学院入試で有利になるのは間違いないです。

学歴ロンダリングで他大への進学を考えている人は、早い段階から勉強して入試に備える事をおすすめします。

 

建築設計職とGPA

最後に「建築設計職」との関係について説明します。建築設計職と言っても、意匠・構造・設備とあるため、僕が詳しい構造設計職についての紹介です。

 

構造設計職に限ると、まずは構造系の科目である構造力学、応用力学、振動解析、構法、材料、施工方法などの科目は必ずチェックされます。構造設計はこれらを総合的にデザインする仕事なので当然ですね。

また、以外に評価されるのが建築設計の科目です。構造設計だからと言って、デザインを知らなくて良いと言う事はないですし、これから求められるのは「デザインもできる構造設計者」です。

 

まとめ

建築系大学生とGPAの関係について紹介しました。

やはり、就活・進学どちらを選ぶにせよGPAが高いに越した事はないですね。

余談ですが、GPA上位者は返済不要の給付型奨学金を受けられる大学もあるので、GPAだけでなく奨学金もチェックしてみましょう!